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「cloudpack」が生まれたときのこと

cloudpack logo
こんにちは。エバンジェリスト職をするものとして外で講演することは多いのになんだかとってもブログが苦手になってしまったゴトウです。
今回cloudpack Advent Calendar 2012に参加することになり、移行して動かなくなっていたMovableTypeをあわてて直してみたりして。ブログを書く感覚が思い出せず戸惑っていますが、良い機会なのでサービス名称「cloudpack」が生まれたときのことを振り返ってみようと思います。
cloudpackビジネスを始めたのは2010年3月。この記事で紹介してます。

アイレットと共同で Amazon EC2 の導入から運用までを引き受ける AWS+ というサービスを開始することになりました

記事中に「cloudpack」は一切ありません。あるのは「AWS+」という名称。
そうです。開始当初はAmazon Web Servicesの略した「AWS」に「+」をつけて、「AWS+」(エーダブリューエス プラス)という名前でスタートしました。ドメインも aws-plus.com を使っていましたね。
AWSを日本市場に広げていこう!という目標もあり、サービス開始当初は勝手にコ・マーケティングのつもりで「AWS」を使って、名称としての親和性をだすつもりで「AWS+」としていました。
当時のプレゼン資料はこんな↓感じw

AWS+で楽して Amazon Web Services を使いこなせ! from Kazutaka Goto

名前のおかげかw、営業開始後から順調に仕事は伸びていき2010年の年末を迎えるまでには多くのお客様のインフラをお預かりするようになってました。ちょうどそのときにAWSのオフィシャルパートナー制度が開始されることを知りアプライをし、無事Solution Provider認定を受ける運びとなったのでした。
今まで完全にブログやウェブサイトのみのマーケティングスタイルで認知活動をしているだけで、特に自分たちのやっていることに何の後ろ盾もなく第三者から認められることなかったので、AWSによるSolution Provider認定を受けられるのは非常にうれしかったことを覚えてます。
一方で、2011年以降のAWS関連市場の伸びと自分達の成長ステージを考慮して以前から「AWS+」という名称についてどうするか内部ではずっと議論してました。Solution Providerになったのをきっかけに、「オフィシャルなパートナーとして自社とAWSブランドとの混同が起こらないようにすべきだ、ここで名称変更をしよう!」と決断したのでした。
そこからがつらかった…


一番初めに集めた名前候補は記録に残ってなかったのですがそれはひどかった。他は全く覚えてないのに唯一覚えてるのは「海老蔵」。よくもまぁサービス名に使おうと思ったな、とw
その後も生みの苦しみの苦しみを味わうことになるのですが、最終選考に残っていたのはこんな名称です。

クラウド名人
クラウド職人
みんなのクラウド
クラウド・ラボ
iret+
Cloud Gate
Cloud Force
Cloud Agent
4Cloud
ic+(iret クラウド プラス)
Cloud Pro
ダンボーズ
IWS+ (iret web service+)
IWS A+ (iret web service A+)
Cloud Factory
Clooooooud
Cloud Services

いまいちコレ!ってのに出会えず、結局カッコイイウェブサービス名ツクール!的なものを利用して追加で出した案が以下の5つ(どのサイトか覚えてないのですがこんなやつです→ http://wordoid.com/ )。

cloudful – クラウドをフルマネジド(full-managed)で提供
cloudpack – クラウドをパッケージ化している
cloudize – クラウド化
cloudible – クラウドの価値/有効性
cloudive – クラウド的?

個人的には、

  • 日本人も発音しやすいが海外でも通用する
  • フルパッケージ(マネジド)サービスの印象
  • ハイフンとか使わずにドメイン取得可能

を重視して選考した結果「cloudpack」になりました。
そこからはスピード勝負で、ロゴ作成(ARCHETYPによるデザイン)→ウェブサイトリニューアル→名刺やグッズ作成、わずか1〜2週間の間にすべてをすませて、なんとか年を越える前ギリギリの2010年12月22日に無事プレスリリースを出す事ができました。
サービス名称変更のお知らせ ~『AWS+』から『cloudpack』へ~ – cloudpack(クラウドパック)Amazon EC2などクラウドの導入設計、運用・保守サービス
とっても懐かしいのだけど、プレスリリースの文章をあらためて読むとこんなことが。
「新サービスのロゴは、今後ますます進歩していくクラウドコンピューティングと弊社が今までに培った芯のある確固たる技術をコンセプトとし、シンボルマークにはcloudの持つ雲と包み込むパックの意味合いを掛け合わせたものを表現しています。」
ほほー、そんな意味が!知らなかったw 年末に振り返ってみて初心を思い出す良いきっかけになりました。来年も頑張っていきまっする!