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EC2起動不能からの復旧記録

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先日サーバーメンテナンス時にちょっとした不具合が発生しEC2の起動ができなくなりました。一瞬気が遠くなったのですが(笑)、原因がわかったので無理やり対処した記録です。
他のメンバーからの報告で、再起動しても、AMIから復旧しようとしても起動しない、というか起動しても接続できないとのことだったので、Management Consoleから System Log を確認すると以下のメッセージが。

*** ファイルシステム検査中にエラー
*** シェルに移行します、システムは再起動します。
*** シェルから抜ける時。
Give root password for maintenance
(or type Control-D to continue):

エラー発生しているのはrootボリュームではなくデータ専用ボリュームだったのですが、入力待ち状態のため正常起動せず /etc/fstab すら書き換えられない状態だったのです。
ということで、手順をまとめるとこんな感じ。

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aiCacheのユニークな機能

aiCache: Web Application Acceleration
aiCacheのユニークな機能をまとめます。
・HTTPSターミネーション
・モバイル端末対応(リダイレクト、リクエスト書き換え・TTL変更など)
・GSLB対応(Dyn.com連携)
・レスポンスによるキャッシュ削除
・セッション毎のキャッシュ管理(ログイン中もキャッシュ管理可能)
・POSTリクエストのキャッシング
・指定URLのプリフェッチ
特に「レスポンスによるキャッシュ削除」と「セッション毎のキャッシュ管理」は良いですね。

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aiCacheセットアップ on AWS

aiCache: Web Application Acceleration
先日に引き続きaiCacheネタ。
今回はセットアップ編。
aiCacheは有償の製品です。価格モデルとしては、パッケージ型ライセンス購入もしくはクラウド(従量課金)型の2種類から選択できるようになってます。
パッケージ型の場合の費用はこちらにあるので詳細は割愛しますが、HTTPSとモバイル向け機能が含まれるEnterprise版は$18,995、QA目的でも定価は$9,995と簡単に導入できる金額ではありません。
クラウド型の課金モデルを選ぶと、Amazon PaymentでaiCacheのサブスクリプション契約($0.71/月)をすればその後は利用料を上乗せされた形での課金方式になり、もちろん時間課金・データ量課金となるため安価に始めることが可能になります。
ということでセットアップしてみましょう。
手順は以下のような形になります。
(0. AWSアカウント作成)←必要があれば
1. aiCache利用申し込み(サブスクリプション契約)
2. aiCache初期設定ファイル作成および設置
3. aiCache AMIによりインスタンス起動

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本日ベータが取れたAmazon VPCの制限まとめ

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本日8月4日にAmazon VPCのベータが取れてサービス・機能の拡充がされました。Twitter界隈ではさまざまな情報が流れていて、ここで改めて書くのもアレなので、逆張りして、制限についてまとめておきます。
VPCのページを眺めると Other Notes に制限がまとめられてました。
てきとー日本語訳。

  • Elastic Beanstalk、ELB、RDSは今のところVPCでは使えません
  • EC2のSpot Instances、Cluster Instances、Micro Instancesも同様に使えません
  • DevPay paid AMIs(有償型のAMI?)はサポートしてません
  • 1アカウントにつき各リージョンで 5VPC までしか作れません(※@KenTamagawaによれば申請により追加することは可能のようです)
  • 1VPCにつき20サブネットしか作成できません
  • Elastic IPは1アカウントにつき各リージョンで 5個までしか利用できません
  • ハードウェアによる接続は1アカウントにつき10までしか作れません

原文はこれです。

Other Notes
Please note the following about Amazon VPC right now:
– AWS Elastic Beanstalk, Elastic Load Balancing, and Amazon Relational Database Service (Amazon RDS) are not available for use in a VPC at this time.
– Amazon EC2 Spot Instances, Cluster Instances, and Micro Instances are not available in a VPC at this time.
– Amazon DevPay paid AMIs are not supported in Amazon VPC.
– You can have up to five (5) Amazon VPCs per AWS account per Region.*
– You can create up to twenty (20) subnets per Amazon VPC.*
– You can have up to five (5) Amazon VPC Elastic IP Addresses per AWS account per Region.*
– You can have up to ten (10) Hardware VPN Connections per Amazon VPC.*