去る6月12日にYahoo!とGoogleが検索広告事業で提携するという発表を行った。(via yamaz@twitter)
ネット上の検索広告事業としては大手の二社による提携は独占禁止法に触れてしまう可能性が高いため、非独占的な提携となってる。だけどさらに他社との提携があるとしても与えるインパクトは小さいでしょ。やっぱりGoogleの広告システムによって支配的になる予測はすぐにたつ。
一般ユーザーとしての立場で、検索やニュースなど情報収集がしやすくなることや Gmail や Google ドキュメントなどのネットワークの向こう側へデータ保存できること、またそれらの連携などから Google に依存することはネット上ではある意味生きやすさを提供してくれていて満足していたと思う。
ところがネットで仕事している事業者、特に広告による収入の比率が高いメディアを運営している立場からすると、さらに単価の破壊が起こりうるだけでなく今までのビジネス構造を変えざるを得ない状況になるのでは?と不安になってくる。
あ、でもちょっと考えすぎか。とりあえず検索広告事業(スポンサードサーチ?)に関してだけだった。あれ?AdSense は入ってるわ。やっぱりいわゆるバナー広告も影響うけますね。
Google Press Center: Press Release
Google (Nasdaq: GOOG) today announced that it has reached an agreement that gives Yahoo! the ability to use Google’s search and contextual advertising technology through its AdSense™ for Search and AdSense for Content advertising programs. Under the agreement, Yahoo! has the option to display Google ads alongside its own natural search results in the U.S. and Canada.
今まで感じてなかった恐怖を少し感じたニュースでした。ちなみに買収提案の結末としてはMSにとって最悪の結末になりましたね。おつかれさまでした。