ちょっと前に仕事をした某社が見積りに使用していた算出方法がユースケースポイントだった。気になったので調べてみたら、ファンクションポイントと比較して説明している記事があった。
@IT:The Rational Edge Dr.ユースケースの “ユースケース人生相談”
(1)Actorをシンプル(1ポイント)、平均(2ポイント)、複雑(3ポイント)に分類する
シンプル:プログラマブルAPIを持つマシン
平均:コマンドラインインターフェイスと人間もしくは何らかのプロトコル経由のマシン(APIの用意なし)
複雑:GUIと人間
(2)ユースケースをシンプル(5ポイント)、平均(10ポイント)、複雑(15ポイント)に分類する
シンプル:ユースケースの重要なシナリオもしくは実行パスが4つ未満
平均:重要なシナリオが4つ以上8つ未満
複雑:重要なシナリオが8つ以上
こうした見積り方法は物理的な実装規模から算出するのではなく、実際に使用する/されるユースケースから算出できるので、安全かつ健全なのかも知れない。(もちろんどれだけのユースケースがあるかなどの算出は重要な鍵になってくるけど)
参考ドキュメント:
John Smith氏による「The Estimation of Effort and Size Based on Use Cases」(ユースケースに基づく効果と規模の予測)という論文
Use Case Point 法による工数見積(zipファイル)