(まとまりは無いのですが、ビビっと来たのでメモしておきます)
先日クラウドEXPOに行ってきたが自分がイメージしていた「クラウド」とはかけ離れたいろんな会社やサービスがいて、一方で「帳票!」という言葉も目にして、何だかなぁと思った。彼らの提供するプロダクトやサービスは、自分が考える幸せな環境と全く違うのです。
最近 AWS+ を始めたこともありクラウド導入の話が多くある。ほとんどの場合まずはじめにどういう結果を重視するのか確認しているのですが、最近の案件でよく話す「クラウドを導入すべき大きな理由」は2つあります。完全に従量制になるので需要とぴったり合致したインフラ利用(増減)が可能になり実現する経済性か、もしくはインフラが完全に仮想化・サービス化されていることで手に入れられるスケールアップ/アウト可能な環境なのか。意識的に分けて説明しないと相手のイメージもモヤモヤしたままになってしまうので注意が必要。
ところが最近よくきくホスティングサービス事業者による「クラウド」サービスは、単純にVPSや今までのレンタルサーバー的なサービスの延長上にあるだけで、完全従量課金制のものは皆無だし自由に拡張しようにも手続きがある、リアルタイムに拡張可能なものはプライベートクラウドを買わせられるはめになるものばかり。
はて、なぜ「何だかなぁ」と思うのか、ここでやっと気づきました。
投稿者: kaz
昨年秋に公式に発表されて、今年上期に利用開始予定となっていたシンガポールのデータセンターがなんと本日サービスインしました。
発表によれば、以下のサービスが利用可能になったそうです。ちなみにアメリカ西海岸のRDSは無かったのですが、先にシンガポールで対応してます。
- Amazon EC2 (Elastic IP Addresses, Amazon CloudWatch, Elastic Block Storage, Elastic Load Balancing, Auto Scaling 込み)
- Amazon S3
- Amazon SimpleDB
- Amazon RDS
- Amazon SQS
- Amazon SNS
- Amazon DevPay
- Amazon CloudFront
Amazon Web Services で複数のEC2インスタンスへロードバランスさせたいときに使用する Elastic Load Balacing に Sticky Session がサポートされました。
New Elastic Load Balancing Feature: Sticky Sessions
ロードバランスされた環境では HTTP リクエストごとに特定のアルゴリズムに従って振り分けされて負荷分散・冗長化構成としての効果を出すわけですが、ユーザー毎(セッション毎)の情報をウェブアプリケーション内で持つ必要のある構成の場合、どのインスタンスにリクエストが来ても同じ状態にしなければならないため memcached を導入したりして自前でセッションデータの共有をしておく必要がありました。
今回のアップデートで一旦始まったセッションを引き続き同じインスタンス(サーバー)へ転送することが設定で可能に。Cookie を使用して実装されているため、事前の設定以外でウェブアプリケーション側で気にする必要はなくシームレスに導入できるのがよいですね。(普通のロードバランサーと同じですが)
本番投入に当たっては、いずれかのサーバーが死んだ場合どうなるかとか、アプリから能動的にセッションを切れるのかなど、もう少し調べないといけないですがウェブアプリケーション本番環境の構成として必要なものがどんどんサービス化されるのはとても助かります。
少し探してもなかなかドンぴしゃな情報が出てこなかったので記録のためにまとめておきます。(最後の最後、結局自分の書いた記事にたどりついてヒントを得たりして)
運用中のサイトのメンテナンスなのに一時的にサイト全体のアクセスを禁止して、停止中のお知らせを出すようにしたい、かつメンテナンス中作業者によるアクセス確認のため特定IPからはアクセスを許可する設定は以下のようになります。
RewriteEngine On RewriteCond %{REMOTE_ADDR} !^192\.168\.0 RewriteRule ^.*$ /maintenance.html [L]
上の例だと、192.168.0.* からのアクセス以外は /maintenance.html の内容を表示するというものです。他のIPやネットワークアドレスを追加したければ RewriteCond を追加すればよいですね。
RewriteCond, RewriteRule はだいたいどのコンテキストでもかけるので、自分の場合は利用する VirtualHost 内に追記してます。
以上。こんなもんかな?
クラウドコントロールサービスの大手RightScaleが管理している仮想サーバーの数がもうすぐ100万台になるそうです。100万台超えるのは時間の問題ですが、4月に行われるイベント時点で何台になっているかを当てるコンテスト(クイズ)を行ってます。
近い順から3名に iPad をプレゼントするみたいなのでぜひ挑戦してみてください。(最近 iPad プレゼント系のコンテスト多いですね)
ちなみに今までの台数推移は以下のとおり。
技術評論社主催セミナー資料公開
第3回 戦略的Webマーケティングセミナー「Web視点からのコーポレートマーケティング ~Webの可能性が生み出すビジネスチャンス~」
3月2日にセミナーで講演してきました。その資料を公開します。いずれ技術評論社サイトでも公開されると思います。
大きな会場での講演はあまり経験がなくかなり緊張してましたが言いたかったことはすべて話すことができました。うまく伝わってなければ内容の問題で、今後改善して行きたいと思います。
PublickeyによるとAWSを初めとする複数のIaaSサービスに対応したクラウドコントロールサービス提供会社RightScaleが日本進出を計画中だそうです。
[速報]クラウドサービスの米RightScaleが日本への進出を表明、年内にも
クラウドサービスベンダとして知られる米RightScaleのMichael Crandell CEOは、同社の日本でのビジネス展開を本格化するために日本法人を開設する計画があることを、Publickeyとのインタビューで明らかにしました。
データセンターを初めとするインフラそのものを持つ会社ではなく、周辺サービスとして付加価値の高い機能を持った会社が日本にやって来るとは、いよいよ盛り上がるための勢いがついて来たなという印象。
ちなみに日本法人の準備にあたって人を探しているそうです。日本でどんなビジネスの進め方するのか知りたいので会うだけ会ってみようかな。
昨日は技術評論社主催のセミナーでAWSの営業かと言われるほど、ecoideasnetの事例紹介で Amazon Web Services の良さを押しまくりましたが、安心してもっと多くの人に使ってもらえるような取り組みができないかということでアイレットと共同で Amazon EC2 の導入から運用までを引き受ける AWS+ というサービスを開始することになりました。
ひとまずは小規模な企業や団体への提供を意図していますが、もともと次のような悩みを解決するためにAWS+を作りました。
TechCrunch StartupMeeting で話した資料を代理でアップロードしたので張っておく。(イベント参加報告)
[2/25追記] ライトニングトークの資料を公開しました。
個人として手伝っているオンラインでバーチャルなバンドセッションができる MyTracks が TechCrunch主催のイベント Startup Meeting vol.2 のライトニングトークにて参加者投票で1位を獲得!
[jp] レポート Startup Meeting vol.2 黒船上陸前夜〜日本から眺めるソーシャルアプリの未来〜
ライトニングトーク
今回も魅力的な4社がソーシャルアプリの披露をしてくれた。参加者による投票で最も多くの票を集めたのが株式会社イデアリスタのMYTRACKS。彼らのインタビューは後日本誌に掲載する。
発表は代表の中島さんが行いましたが、1週間以上も前からSkypeで流れの相談、そして台本を用意してリハーサルを行い、5分間で作るにいたった思いから実装に至るまでの流れをわかりやすくそして熱意が伝わるように資料と説明を作り上げました。
その甲斐あって投票で1位獲得。さらにインタビューのため本日メンバーが取材を受けているところ。記事が公開されるのが非常に楽しみ。英語に翻訳されて本家にも出て行くという話も聞いているので、さらにユーザーが増えることが今から楽しみですね。
ちなみに自分の担当しているのはバックエンドのアプリケーションサーバー部分で、フロントのFlashと通信するAPI部分とDB連携および楽曲データの変換処理と連動させる部分を実装してます。